キクイムシの木くずを見つけた時、ただ掃除機で吸って終わりにしてはいけません。掃除の仕方一つにも再発を防ぐためのポイントがあります。まず木くずを見つけたらすぐに吸わずに発生場所(穴)を特定します。そして掃除機で吸い取る際はノズルの先で穴を塞ぐようにしてゆっくりと吸引します。これにより穴の入り口付近に溜まっている木くずだけでなく内部のフラスや幼虫の一部も吸い出せる可能性があります。ただし強力すぎる吸引は床材を傷めることもあるので注意してください。木くずを除去した後は必ずその穴に殺虫剤を注入します。これがセットになって初めて「掃除」が完了します。さらに重要なのは穴を「塞ぐ」ことです。薬剤注入後、木工用パテや爪楊枝、蝋(ロウ)などを使って穴を埋めておきます。これは見た目を良くするだけでなく「新たな木くずが出た時にすぐに分かるようにする」ためのマーカーの役割を果たします。塞いだ穴の隣にまた新しい穴が開けばまだ内部に生き残りがいるという判断ができます。日常のメンテナンスとしては「湿気管理」と「点検」が鍵となります。キクイムシは乾燥した木を好みますが極端な多湿も木材の腐敗を招き他の害虫を呼び寄せます。適度な換気を心がけましょう。そして春から夏にかけての発生シーズンには週に一度は床や家具の足元をチェックする習慣をつけましょう。家具の裏側や部屋の隅など普段目の届かない場所こそ彼らの隠れ家になりやすいです。また輸入家具やアンティーク家具を購入する際は虫食い穴がないか入念に確認し怪しい場合は予防的に殺虫スプレーをしておくのも一つの手です。木くずは不快なゴミですが彼らからのメッセージでもあります。こまめな掃除と観察を通じて家の健康状態をチェックし小さな変化を見逃さないことが被害を最小限に抑える最強のメンテナンス術なのです。
木くずの掃除方法と再発防止のための日常メンテナンス